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編集室から、今月のブログ 編集室のスタッフが、取材の途中で感じたこと、取材先で仕入れたとっておき情報、また取材の現場のこぼれ話などを、毎月お届けしていきます!

今年も会えたね!

2023.02.10 更新

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今年も会えたね!

まだまだ寒い日々。土の中からむくっと頭を持ち上げる早春の花の話は何度もこのブログでご紹介しましたが、私の順番がなぜかいつもこの時期に回ってくるので、今年も改めまして、わが家の節分草の開花で立春のごあいさつ。その名の通り、恵方巻きを食べた翌朝、落ち葉の合間から顔を出しました。「おぉーっ!」!しばらく音沙汰がなかった友人にばったり道で出くわしたような感動のご対面です。観賞できるのは束の間。すぐに葉が茂って、あたりは緑一面に。sation_2302_a.jpgsation_2302_b.jpg

そして、もう一つ、こちらもうかうかしていると、摘み取るチャンスを逃してしまうのが、ふきのとう。油断していたら、みるみる大きな葉に成長するので気が抜けません。水をやったり、肥料をあげたりする手入れを何一つしなくても、暦が一巡すると、ちゃんといつもの場所に顔を出す、長いつき合いのいいヤツなんです。「10年に1度の最強寒波」なんて、なんのその。この季節の植物には、生命力を感じます。sation_2302_c.jpgsation_2302_d.jpg

さっそく、摘み取ったふきのとうで、ふき味噌をつくりました。ざくざく刻んで、油で炒めて、お味噌とみりんと砂糖を混ぜるだけ! あったかいごはんにのせていただくと、ほろ苦さがふっと鼻に抜ける感じが、たまりません。刻んで、お味噌汁にポイと入れるだけでも春の香り。調子にのってトーストにのっけてみたら、これも◎ いつでもなんでも手に入り、旬がだんだわかりづらくなってきたこのご時世、「今しか楽しめない」、季節限定の味にぜいたくを感じます。sation_2302_e.jpgsation_2302_f.jpg

さて、本誌3月号は、2月号のバス旅に続いて旅特集です。「青春18きっぷ」を使った電車旅の取材で宇治に出かけ、日本茶三昧の一日を過ごしてきました。編集後記にも書いていますが、われわれの年代は、やれスペシャルティコーヒーだの、タピオカ入りの中国茶だのと、よその国の文化を吸収するのに忙しく、気がつけば、日本茶について知らないことだらけ。「煎茶と玉露の違いは?」「日本茶ってどうやってつくられるの?」と聞かれて、あわてててしま

いませんか?

一方、記事でもご紹介している「茶づな」(宇治のまちと宇治茶について学べる施設)は、海外からの観光客でいっぱい。平等院の中にある日本茶カフェのメニューや、お茶の専門店にも、しっかりと英語の説明が。来日した外国人の方が、日本茶のことをよく知っているんじゃないかしら...と不安になりました。まずは、ペットボトルのお茶を返上! おみやげに買って帰った茶葉で、毎日1杯、きちんといれたお茶をいただくことから始めてみようと、思っています。そんなわけで、今回のブログの締めは、「ふきのとうの宇治茶漬け」です。そして、そろそろ、お雛さんも出してみましょうか。わが家の猫びなです。sation_2302_g.jpg

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(M・O)

★4月号のブログの更新日3月10日です。

★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!

今月のブログと一緒に、今月号の特集もチェック!
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