乗ってしまえば、ビュンと目的地までひとっとび。お酒を飲めるのも、飲んべえには嬉しい限りのバスの旅。三宮から約40分で到着する有馬温泉へ行ってきました。かの豊臣秀吉公も愛したという有馬温泉。ちなみに昨年4月からは、土・日・祝には姫路駅から、その名も「太閤ライナー」という高速バス路線も追加され、アクセスはますます便利に。今回は、褐色の金泉と無色透明な銀泉、その湯比べをするのが目的です。とはいいながらも、生まれついての食いしん坊なので、もちろん食べ歩きも! 旅館の日帰りプランも魅力的ですが、よりリーズナブルにより気軽に利用できる公衆浴場、金の湯、銀の湯を利用してきました(金の湯は『ステーション』のクーポン利用でさらに20%OFFですよ!)。どちらも効能ばっちりですが、湯あたりしやすいので、10分入って一旦出て、また浸かるのがいいそうです。
街のあちこちからけむりがモクモク。泉源巡りも楽しい(撮影/藤原一徳)。
(左)カメ印自宅湯原料各200円。これさえあれば金泉、銀泉が自宅に出現。寒ーい心と体もあたためてくれます。バス停近くの吉高屋さんにて。(右)炭酸せんべい専門店「平野屋本舗」さんにて。炭酸せんべいの変わりダネ、スティック炭酸せんべい。くるっと丸まったところにトッピングのチョコレートが新鮮。
長年取材でご一緒しているライターの上村悦子さんが、数年かけて書き上げたという著書を紹介します。献本いただき、読んでみて非常に考えさせられ、じーんときたのでちょっと宣伝です。
本の名前は『あなたが介護で後悔する35のこと そして、後悔しないための8つの心得』(講談社)。介護を終えた当事者のみなさんへのていねいな取材のもと書かれた内容ですが、実際に経験したからこその言葉の重みや、後悔の思いがひしひしと伝わってきて、ぐんぐん引き込まれます。読み終えたら、すっかり入り込んで、登場する方々の喪失感を共に経験したようで、私ならどうしただろうかと悩みました。しっかり後悔に対する心得も書いてあるので、これからもしかしたらくるかもしれない介護生活への備えとしてもいいと思います。「大介護時代」と言われる今、読んでおくとためになる一冊です。
税別1300円。帯の推薦文を書かれている長尾和宏先生は、4月号の「こども・こころ・からだ」で高校生への命の授業のテーマで登場いただいているので、そちらもお楽しみに。
(K・Y)
★3月号のブログの更新日2月10日です。
★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!
2019年2月号