イノシシ親子もご難。
梅雨です。じめじめうっとうしいしい毎日ですね。
洗濯物がなかなか乾かない、お風呂場にカビが…!と、イライラしている私。隣りの和室からは、外に遊びに行けないストレスがたまっているのか、猫のみさこがカリカリと畳を爪でひっかいている音が…困ったものです。そうそう、先日の豪雨の日は、いつも川原で寝そべっているイノシシもこんな姿でお散歩中でした…。
今年はおいしく熟すかなぁ。
いつにも増して空模様が気にかかる理由は、もうひとつ、このコたちのせい…。
ゴールデンウィークに植えつけた夏野菜が、雨に打たれながらぐんぐん大きくなっているのですが、そのスピードにこちらの手入れが追いつきません。焦ります。
5月から始まった連載「はじめてのベランダ菜園」。昨年から“師”とあおぐ山本和宏先生の野菜教室に通ったり本を読んだりしているうちに、すっかり野菜づくりにハマッてしまいました。昨年うまく実がつかなかったリベンジとして、今年は大玉、中玉、ミニトマト、マイクロミニトマト…と4タイプのトマトに挑戦中。長雨が続くと、茎がひょろひょろ伸びて、せっかくついた実も水っぽくなるというのでハラハラドキドキ。しっかりお日様を浴びさせてあげたい。
育ててみると、いろんなことに気づきます。
当たり前のことだけど、私たちが通常お店で目にする野菜というのは、限られたほんの一部の品種なんですね。多くの消費者が好む味や色。流通に向く大きさ、形。農家の人が効率よく育てられるように病害虫への抵抗力を強くしたものなど、そういった条件が重なり合った野菜たちが選ばれて売場に並んでいるんだなということも改めて感じます。種苗会社のカタログを開くと、見たこともない品種も紹介されていて、食いしん坊の血が騒ぎます。
育てている途中に思いがけないおいしさもに出会うこともあります。たとえば、間引きしたニンジンの芽。こんなに小さくて、ふわふわした葉なのに、香りはすっかりもうニンジンです。オクラの芽も一人前にネバネバしているのにはびっくり。みなさんも、育ててみませんか?
小さな菜園ですが、泥だらけになって悪戦苦闘してみると、農家の方のご苦労なども考えてしまうこのごろです。ああ今日も天気予報が気になる…。
(M.O)
★9月号のブログの更新は8月10日です。
★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!
2012年8月号