『ステーション』で、かれこれ20年近くレギュラー登場していただいている料理家の枝元なほみさん。8月号からは、シリーズ名も一新して、「エダモン、産地へ行く!」がスタートしました。テレビや雑誌のお仕事の合間を縫っては、北へ南へと産地を訪ね、農業支援や食べ物を通して震災支援、町おこしのプロジェクトに関わったり、ホームレスの人の自立を支援する『ビッグイシュー』という雑誌に参加したり...と、いつもパワー全開! これらはすべて、「台所の窓って社会につながっているんです」という枝元さんのモットーに集約されているよう。...ということで、『ステーション』でも枝元さんと一緒に兵庫を探検してみよう、まだまだ知らないストーリーを発掘しようということに。8月号ではたこ漁の船が戻って活気づく明石浦漁協を訪ね、9月号では、吸盤が吸いつくほどぴちぴちのたこを使った枝元さんのお宝レシピをご紹介しています。アスリートのカラダのようにひきしまったたこを育む海の力、そんな海を育むのは、みんなの熱い気持ち。たっぷりの"たこ愛"にふれながら味わってみてください。夏の疲れを取ってくれるタウリンもたっぷりで、おすすめです!
お値段がちょっと上昇している...とはいうものの、明石のたこのおいしさは、
やっぱり格別!(魚の棚商店街で)
9月号で枝元さんに教えていただいた「たこのトマト煮」を少しアレンジしてパスタに。
明石だこがコミックに!
『海めし物語』(高田サンコ 講談社刊) ご当地漁師めしを訪ねて、 偏食家のスチュワーデス・赤桐珠子と、栄養士なのにポッチャリ女子・白玉沙奈々が、港町を巡ります。第3巻第16話では、明石浦漁協を舞台に、取材でお世話になったみなさんも実名で登場。タメになります!
そして、ちょっとだけ次号予告を。10月号と11月号では「淡路島の玉ねぎ」を探検します。ハイカラ野菜として、開港後の神戸の居留地の洋食屋さんから人気が広がったなど、へぇ~知らなかった!というエピソードも。地元のお母さんたちが紹介してくれる玉ねぎレシピも必食です。お楽しみに!
『たまねぎの王者 ターザン』(原作/桂文枝 文/ひろただいさく 絵/すずきみほ ヨシモトブックス刊)京都の鹿ヶ谷かぼちゃ、大阪の吹田くわい、滋賀の伊吹だいこん...など、近畿のご当地野菜たちが並ぶ野菜売り場。個性派ぞろいでぎくしゃくした仲を、まぁるくおさめたのは、「あ〜あ〜あ〜〜」と、叫ぶのが大好きな淡路島の玉ねぎ「ターザン」。右は本物の「ターザン」。ひもでゆわえて、玉ねぎ小につるされた姿は、そう見えなくなくもない・・・?
梅雨明けが遅く、猛暑はまだまだ続きそう。そんなときは、渋滞のない「ローカル列車で行く旅」がお役立ち。蝉時雨や波の音が聞こえてくる「海のレストラン、里のレストラン」も、スタッフが汗をびっしょりかきながら探してきました。夏休みの思い出づくりに、ぜひお役立てくださいね。
(M・O)
★10月号のブログの更新日9月10日です。
★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!
2019年9月号