今年もこの季節がやってきましたね。年齢を重ねるごとに、ぱっと咲いてぱっと散る、桜の潔さ儚さ美しさに目を奪われるようになってきました。とはいっても、お花見をしている最中は食べ物に夢中になるのは、根っからの食いしん坊たるゆえんか、悲しいかな花より団子派なのです。
私が桜に注目するのは、通勤の時。最寄り駅までの道のりにある公園に、1本のソメイヨシノが毎年見事な花を咲かせるんです。行き帰りに心を癒してくれる、個人的な桜の名所として楽しみにしています。4月号では、おすすめの関西の桜の名所をご紹介していますので、今年のお花見の参考にどうぞ。
編集後記にも書きましたが、とても身近なのに知らなくて驚いたのが、コープこうべの宿泊施設、協同学苑の桜です。いろいろな講座も開講されていて、そのお知らせの「コープインフォメーション」コーナーを担当していますが、実際に訪れるのは初。宿泊棟の赤煉瓦調の建物と桜の組み合わせもいい感じで、苑内の桜を眺めながら歩ける、おさんぽコースは1周すると約40分ほどで、運動不足を解消するのにもピッタリ。自然の中を歩くというのは、それだけでリラックス効果がある気がします。また、正面入り口付近にあるメインの桜並木はトンネル状になっていて、その部分だけの散策でも十分楽しめます。その中に5本だけ御衣香(ぎょいこう)という緑色の花を咲かせる桜の木があるので、そちらにも要注目です。ちなみにソメイヨシノが散った後に花の時期がくるのだそうです。苑内は桜の時期以外でも開放されているので、散策自由。本を持って行って途中のベンチで桜を眺めながらの読書なんて乙だなあと思ったのでした。団子派には、建物内に昼食がとれるカフェもあるのがうれしいですね♪
本誌に使わなかったバージョンの桜並木の写真。 提供/協同学苑
気品あるグリーンが美しい御衣香。 提供/協同学苑
(K・Y)
★5月号のブログの更新日4月10日です。
★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!
2018年4月号