映画っていいね！

食べることではなく、めずらしく映画の話です。三島有紀子監督をご存知ですか？北海道を舞台にした「しあわせのパン」や「ぶどうのなみだ」などを撮った女性の監督です。どちらも監督が好きで見たのではなく、大好きな映画がたまたま同じ監督！という運命的な出会いだったので、本当に彼女の世界観が好きなんだと思います。ハリウッド映画のように、ハラハラドキドキすることはないですが、ゆる〜い時間と、ごくありふれた日々がのんびりと描かれ、衝撃的な事件も起こらず最後までまったりと終わるんですが、その何も起こらないことが心地いい、そんな映画です。1月に公開された新作「繕い裁つ人」は、ぜひ、見てみてください。神戸がロケ地ということもあり、岡本の雑貨店や、ポートアイランドの施設、元町の百貨店や街並み、駅など、あらゆるところに「ここ知ってる！」という場所が登場するので、ストーリーだけでなく、いろんな楽しみ方ができます（それに気を取られ、内容に集中できない！という難点もありますが…）。運良く舞台挨拶を見ることができ、とにかく予算の少ない映画だったらしく、構想から実現するにはとても時間がかかったそう。とはいえ、神戸女学院出身の監督は、「この映画は神戸で撮る」と心に決めていたそうです。そんなわけで、撮影中も、お昼ごはんの予算がなく、量が少なくて、それがつらかったとか（主演の中谷美紀さんも、おっしゃってました・笑）。いろんな思いが詰まってできた映画、ぜひぜひ見てみてくださいね。

フェリーで淡路！
高速道路が便利になって、淡路島へ行く＝高速道路＋明石海峡大橋という手段しが思いつかなかったんですが、5月号の淡路島特集の下見で、初めて淡路ジェノバラインに乗りました。淡路ジェノバラインは、明石と岩屋を結ぶ高速艇で、乗船時間はわずか約15分！あっという間に到着します。しかも船内は広く、快適♡　何よりも感動したのは、明石海峡大橋の真下を通るので、橋の裏側が見れること。車では絶対楽しめません。日常の交通として使っている人も多いので、乗船中に島の情報を教えてもらったり、お茶を飲んだりと、なかなか楽しめます。3月21日（祝）からは、「花みどりフェア」も開催されます。時間があるとき、たまにはのんびり船を使ってみてはどうでしょう。ただし、乗り継ぎのバスなどはチェックしてくださいね！

（A.H)

★5月号のブログの更新日4月10日です。
★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに！