アマビエ様にお願い!
緊急事態宣言の解除後、通天閣のライトアップは緑色をキープしているけれど、東京湾のレインボーブリッジは、真っ赤なアラートサイン。お花見も入学式もない4月、春祭りの地車の囃子も聞こえてこなかった5月が過ぎ、気がつけば、もう梅雨入り。イベントもキャンセルや延期ばかりで、取材でお世話になったお店も休業を余儀なくされるなど、コロナの余波はまだまだ続いています。これまでの"日常"が戻ってくるまで、まだ時間がかかりそうですね。
そんななか、「もしも疫病が流行したら、私の姿を描いた絵をみんなにお見せなさい」と、突如、現代で脚光を浴びているのが、妖怪アマビエ。江戸時代の肥後国の海中から光り輝きながら出現したと伝わり、京都大学附属図書館が所蔵する瓦版に当時の絵が残っているそう。疫病や自然災害など人間の力がおよばない災いに、きっと江戸時代の人も同じような不安を抱えていたんだなと、妙に親近感が湧くのです。妖怪というから怖いいでたちかと思えば、ロングヘアで、体はウロコに覆われ、毛むくじゃらの3本足、キュッと前に突き出たくちばしがなんともキュート。そんなアマビエ様のコレクションがこちらです。
アマビエ様コレクション・その①
阪神タイガースの選手たちが必勝祈願で訪れることでもよく知られる西宮市の廣田神社。こちらで、そのアマビエ様を摸写した護符がいただけると聞いて、早速行ってきました。玄関に貼っておくと、疫病退散のご利益があるそうな?(6月7日をもって配布は終了)。
アマビエ様コレクション・その②
次に出会ったのは、ステーション7月号「和のスイーツがうれしい、夏!」でもお世話になった「菓一條 栄久堂吉宗」さん(西宮市)の、生菓子になったアマビエ様。グラデーションに染めたヘアには、金粉がキラリ! 黄色いくちばしがなんともキュート。
お顔だけのバージョンもかわいい!
アマビエ様コレクション・その③
兵庫県神崎郡福崎町といえば、妖怪の町。辻川山公園の池のアイドル、河童の河太郎(ガタロウ)と河次郎(ガジロウ)兄弟や、町内の至る所に妖怪のオブジェがあることでおなじみですが、同じ妖怪のよしみか、駅前の観光交流センターでは、こんなありがたいお札をいただきました。
アマビエ様コレクション・その④
洋菓子のベルの、アマビエ様のクッキー。1日も早い終息に願いを込めて・・・というメッセージが添えられています。
どのアマビエ様も、ちょっと力が抜けた感のある、ユーモラスなお姿に癒されます。「あれもできない、これもダメ...」じゃなくて、「今だからこそできる楽しいことを考えてごらんよ」とでも言われているよう。というわけで、7月号のおうち時間を楽しむ特別号には、過去に掲載したメニューもアンコール登場してボリュームアップ。DVD やCD、絵本を楽しんだり、マスクのつくり方も型紙つきでご紹介しています。もう少し落ち着いたら、近くのキレイな緑の中へお出かけして、深呼吸してみるのもオススメです!。少しずつ、少しずつ、新しい生活で元気を取り戻しましょう。
わたしの、おうち時間。
もみ明石浦漁協で教わった方法で、麦わらダコをゆでました!お庭はドクダミが花盛り!
(M・O)
★8月号のブログの更新日7月10日です。
★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!