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編集室から、今月のブログ 編集室のスタッフが、取材の途中で感じたこと、取材先で仕入れたとっておき情報、また取材の現場のこぼれ話などを、毎月お届けしていきます!

マイ・パワースポット。

2020.11.10 更新

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マイ・パワースポット。

新聞の紅葉だよりによると、紅葉前線がもう神戸市立森林植物園あたりまで下りてきて、見ごろマークに。そろそろ近くの保久良山(神戸市東灘区)のカエデも色づいているかと、週末の午後に登ってみました。すれ違うハイカーと「こんにちは!」と挨拶を交わしながら、急坂を登ること約30分で、てっぺんの保久良神社に到着。コロナ禍のなか、いろんなお祭りや行事が中止になり、季節感に乏しい一年だっただけに、自然の中に出かけると、体がリズムを取り戻したかのよう。紅葉の見ごろにはちょっと早かったけれど、ひんやりした空気が気持ちいい!

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保久良神社は、私にとっては、小さなころから父に連れられ、友達とも何度も度も何度も足を運んできた、いちばん身近な山。頂上から初日の出を拝み、春は梅林、桜、大きなヤマモモ、夏は蝉しぐれ、秋は紅葉...。2016年から市民有志によって、1000本を数えるヤマザクラを植樹する計画が進行中だそうです。数十年後、おばあちゃんになっても坂を上ってこれるよう、今から鍛えておかなくちゃ!
大鳥居の向こうに見えるのは、その昔、灯台の役目を果たし、山上から海の安全を願ったといわれる灯篭「灘の一つ灯(び)」。
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そして、大鳥居の左側には、亀の背に乗って釣りをしている男性の像が。この人物こそ、神武天皇が吉備から難波に攻め入るときに航路の案内役を務めたと伝わる椎根津彦。その功績によってのちに要職についたという記述も『古事記』に残っているんだそう。この姿、誰かに似ていませんか? 写真を撮っていると、背後で「あ~!浦島太郎がいる~!」という女の子の声が。そう、そうなんです。お嬢さん、それ、あながち間違いではないという一説もあるんですよ...。
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実は、保久良神社の周辺には、ほかにも不思議がいっぱい。
神社の名前の由来も、「ホ」(火や神霊)を集めた場(倉)からといわれ、いかにもパワースポットの匂いがプンプン。また、境内やその周りには巨石がいくつもあり、どうやら古代遺跡の謎も潜んでいるらしいのです。小学校の時によじ登って遊んだ大きな岩が、まさにそれ。あー、不思議がいっぱい! 誰かこれらのミステリーをすっきり解明して~!

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境内の絵馬ももうすぐ子から丑へバトンタッチ。年女だったのに、なんだか冴えない一年でした。来年はいい年にしたいものですね。
ところで、12月号の「エダモン、産地へ行く!」では、前号に続き、枝元なほみさんと神戸ワインをテーマにお届けします。最近、どんどんおいしくなってきている、神戸産のぶどう100を醸造した"神戸テロワール"。正直、私はそのおいしさにびっくりでした。種類が多く、一般の酒屋さんで手に入りにくいものもありますが、ぜひ、もっともっと多くの神戸っ子に味わってほしいなと思います。取材に摘み取ったあのぶどうたちも、どんな新酒になっているか、とっても楽しみ! 

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撮影で残った赤ワインで、いちじくのワイン煮をつくってみたら、 口の中にワインの香りがふわっと広がる極上のおいしさ! いちじくを鍋に並べて、おしり3分の2くらい浸かる程度のワインを注ぎ、砂糖、シナモン、クローブ、八角などを加えてコトコト煮込むだけ。ぜひお試しを。冷たく冷やして召し上がれ!

(M・O)

★1月号のブログの更新日12月10日です。

★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!

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