コープステーションTOP > 今月の編集室ブログ  > 始まり、の季節4月。 ココロも弾む、さっちゃん。

編集室から、今月のブログ 編集室のスタッフが、取材の途中で感じたこと、取材先で仕入れたとっておき情報、また取材の現場のこぼれ話などを、毎月お届けしていきます!

始まり、の季節4月。 ココロも弾む、さっちゃん。

2017.03.10 更新

Check

真冬の田んぼに、水が張ってある件

 田んぼに水が張ってある時期って、田植えの5月から6月くらい?と思っていたのですが、1月のある日、但東町に取材に出かけたところ「!?」田んぼに水が張ってあるではないですか。氷が溶けたわけでも、雨が降り続いたわけでもありません。ううむ、と思って但東シルクロード観光協会の方にお尋ねすると「コウノトリ育む農法のため、コウノトリのために張ってあるんです」と笑顔。なんでも豊岡市が全市をあげて推進する農薬や化学肥料を使わない、あるいは大幅に削減するという目的があってそうしているのだそう。冬に水を張ることでイトミミズやプランクトンなど生きものが増えて健康な田んぼの環境が育まれるのです。冬に水を張った田はコウノトリだけでなくカモやハクチョウの憩いの場にもなる。冬だけではなく、春も夏も秋の稲刈りのあとも水を張る準備をするのです。

 元気な食卓はにっぽんの田んぼから!ですね。station_1704_1.jpg

     水面に移った山姿も美しい。
     小山を模したような雲の形も、雲好きにはたまらない。

まるで龍の如く?

 以前のことになりますが「関西ドライブ百景」の取材で出かけた但馬方面。あるところにさしかかったときに、出会ったこれ。龍の如く、空にたなびいているのは、なんと鯉のぼり! 確かまだ5月にはなっていなかったと思うのですが、堂々と泳いでおりました。「但馬コースタルロード」の一景です。実はJR鎧駅を降りてすぐ、日本海にかかる鯉のぼりもこのあたりでは有名ですね。5月のGWには、たくさんの人が鎧駅、鎧港に集まるそうですが、この川沿い、道なりの鯉のぼりもいいです。station_1704_2.jpg

     ♩屋根より、ぜったいたぁかぁーい、こいのぉぼぉりぃ〜♫

かつての「火曜サスペンス劇場」のリアル

 次号の予告になっちゃいますが、三重県の大王埼灯台に登りましていっちゃん上の展望台から眼下を眺めましたら・・・。いや、高いところは平気なんですけど、思いのほか足場というかテラス幅が狭く、ゆえになんだか急にコワくなってきまして。いや、なんでしょ、狭さゆえの迫力といいますか。灯台なのでね、景色を眺めるための展望台ではないので、まあ、当たり前といえば当たり前なんですが。ま、真下は特に見る必要はなく、大きな海原の水平線を見ればよいので、皆様には遠くに視線をとどめ置いて頂いて、ってことをおすすめします!

station_1704_3.jpg     足がすくみそうになりますが、やはり見ておきたい。

さよなら3月、よろしく4月

 別れの季節3月、新しいスタート4月にふさわしい、おすすめの本を一冊。
『エクストレイルと夜の歌』児童文学書です。タイトルのエクストレイルとは某メーカーの車種のこと。そのクルマと持ち主の家族、そこの小さな兄弟のおはなし。子どもにしか見えない、感じとれない感情をもつ「エクストレイルくん」と兄弟たちの"楽しい旅"の物語。でも、それは別れの旅でもあったのです。本の中で描かれている京都の町は作家さん自身が描いたもの。神戸の町や、明石海峡大橋も登場します。
 出会いと別れの春・・・。最後にほろり、いい大人もぐっときちゃうお話です。station_1704_4.jpg

     『エクストレイルと夜の歌』文と絵/隅恒 健 

    (京都新聞出版センター)

(K・S)

★5月号のブログの更新日4月10日です。

★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!

今月のブログと一緒に、今月号の特集もチェック!
コープステーション本誌を立ち読みする

2017年4月号

本誌を立ち読みする

バックナンバー


ページTOPへ