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編集室から、今月のブログ 編集室のスタッフが、取材の途中で感じたこと、取材先で仕入れたとっておき情報、また取材の現場のこぼれ話などを、毎月お届けしていきます!

春になったら、「青春18きっぷ」を。

2019.02.08 更新

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「青春18きっぷ」で、旅に出よう!

 ここ数年、3月号の第1特集を飾っているのが「青春18きっぷ」の旅。「青春18」というなんとも懐かしい響きに、若い人のものと勘違いしている人も多いかもしれませんが、実はこれ、究極とも言えるほどの「お得きっぷ」なんです。どこまで行っても1日2370円なんて、なんだか工夫次第でますますお得な気がして、ワクワク。もちろん年齢制限はありません。北へ南へ東へ西へ、普通列車を思いのまま乗り継いで、解放感にも浸って。のんびり電車に揺られるつもりで、ビールやおつまみ買い込んで乗ったら、しっかり通勤&通学列車だったという、思い違いもありました。でも普通列車にはその土地の暮らしが垣間見えるのが楽しい。女子高生の賑やかな話し声や、部活帰りの男子学生、荷物をいっぱい持ったおばあちゃんも、電車の中ではのんびり。暮らしの風景を楽しみながら移動するのに、普通電車は、ガタンゴトン、ちょうどいいスピードなんだと思います。

土楽窯のこと。

 今回私が訪れたのは、伊賀焼のふるさと、土楽窯と、その最寄り駅の伊賀上野。もう30年くらいも前、初めて土楽窯の福森さんの土鍋を見たとき、その個性的な形に驚き、一目惚れしたことを思い出します。背の高いふたが楽しい「文福鍋」、ステーキが焼けるという力強い「黒鍋」。どちらも鍋が浅くて使いやすいのが魅力で、わが家では黒鍋は、鴨と水菜の鍋をするときに欠かせない存在。
だしを煮立て、鴨と水菜をさっと煮て食べるのに、熱をしっかり蓄えて、具がすぐにとりだせるこの土鍋が最適というわけです。この黒鍋はもとはすっぽん鍋としてつくられたものだそうで、京都の老舗のすっぽん鍋は、鍋にもすっぽんの美味が染みついていると聞いたことがあります。今回取材した福森道歩さんも、「土鍋は育てていくもの」と。貫入(ひび)が入って、台所の歴史と主に使い込まれていく土鍋。そんな風に土鍋とつきあっていきたいと思っています。station_1903_2.jpg

わが家で愛用の土楽窯の黒鍋。置いているだけでも絵になる存在感。

今回の取材で知ったのが「ごはん鍋」。このすっきりしたデザインに引かれて購入。炊きたてごはんのアルデンテ!をひと口食べると、そのみずみずしさと甘さに感動します!station_1903_1.jpg一生そばに置いておきたい、かわいいカタチ。ごはんを食べ過ぎそう!station_1903_3.jpg

こちらは取材時に、福森道歩さんがつくってくれた、ひとり用土鍋料理の数々。『ひとり小鍋』(東京書籍)の本にもおいしそうなレシピが満載です。
■ ブロッコリーとカリフラワーの蒸し料理は、水少々を加えて蒸し焼きにして、ごま油(白)と塩少々をふるだけで野菜本来のおいしさが引き出されます。
■ 重ねキャベツバーグは、合い挽き肉に塩こしょうして混ぜてから、おろし玉ねぎを加えて混ぜ、さらにみじん切り玉ねぎ、粗みじん切りのセロリを混ぜて、半分を土鍋に入れ、その上にせん切りキャベツ、その上に残りの半分をのせ、さらにせん切りキャベツをのせて蒸し煮に。火が通ったら真ん中にトマトを入れて、野菜たっぷりの重ねバーグのできあがり。好みでしょうゆを少々。
■ 手前の伊賀牛のしゃぶしゃぶは、たっぷりとった上質のだしを薄味に調味し、野菜はセロリとロメインレタスがおしゃれ! 柚子こしょうを薬味にいただくと、野菜の香りのよさも手伝って、いくらでも食べられるおいしさ。調理してそのまま食卓に出して絵になるうれしい土鍋に、土鍋好きの私は、感激しっぱなしでした。

ほかにも特集の中には、「青春18きっぷ」で行って、発見する楽しみが、いっぱい詰め込まれています。ぜひ、今年の春のお楽しみに加えてくださいね!

(Y・Y)

★4月号のブログの更新日3月10日です。

★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!

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