読者の皆さんの投稿でつくる「ステーションボイス」では、現在思い出のおみやげ品の写真を募集中! 皆さんの思い出がつまったおみやげ品の写真とエピソードも添えてお送りください。最近、部屋の片づけをしていたら、思い出のおみやげ品に触れる機会があったので、私もいくつか紹介したいと思います。気がねなく遠方に行けるようになるまでは、おみやげを見ながら思い出に浸るのもおうち時間の楽しみ方のひとつかもしれませんね...。
まずは1つ目。20年程まえに城崎温泉で祖母に買ってもらった、麦わら細工の桐箱。日本では城崎温泉にしか伝わっておらず、兵庫県伝統的工芸品にも指定されている「麦わら細工」。その始まりは今から300年前。城崎に湯治に来た因州の国(鳥取県)の半七という人が、竹笛やコマなどに色麦わらを貼って宿の軒先で売り、宿料の足しにしたのが始まりと言われているそうな。「職人さんが減っていて、もしかしたら大人になったころには手に入らなくなるかもしれないから」と言って祖母が買い与えてくれたのですが、当時の私にはその言葉の意味がよく分からず「箱よりも、そこのお店に売っているおもちゃの方がいいなぁ」なんて思った事をよく覚えています(笑)。大人になった今になってやっと、この麦わら細工の価値や、当時の祖母の私への想いを理解出来た気がします。時を経て、自分の中で物の価値が見直される瞬間って、以前までの自分とは少し変わった気がして不思議な気持ちになりますね。
なんだかもったいなくていつも箱に入れてしまっていますが、ときどき出して、眺めています。繊細な細工が箱に施してあり、まさに職人技!
次に2つ目。数年前、イタリアに行った際に出会ったのがこちらのおみやげ品。
当時買ったものはすでに食べてしまったのですが、今でも通販で買ったり、売っているお店を探して買い求めたりして、家に常に数本はストックしています。「MUTTI」というこちらの商品、トマトペーストなのですが、トマトの旨みが濃縮されていて、野菜やお肉と炒めても、煮てもおいしいんです! 日本ではトマトのイラスト2個の、2倍濃縮をよく見かけますが、イタリアではトマトのイラストが3個載った、3倍濃縮のペーストも販売されています。トマト好きの方は、イタリアに行く際にはぜひ手にとってみてください。
一度食べるとハマってしまうかも...?!
3つ目。数年前にオーストリアで偶然見かけて買ったピアノの小さな模型。小さいながらによくできていて、部屋に飾っています。「MOZART」とオーストリア出身の超有名音楽家の名前が大きく印字されているのですが、店内に並ぶおみやげのいたる所にモーツアルトの名前や顔が印字されていて、モーツアルトを猛烈プッシュ! モーツアルトの顔がプリントされているチョコレートも街中に多く並んでいました。偉大な音楽家は、音楽だけでなくその顔や名前までも人々に広く知られ、愛されているのですね...。 残念ながら音は鳴りません。
最近ではリモートでの旅行もはやっているそうで、現地のガイドさんがカメラを持って街を案内してくれるとのこと! 欲しいおみやげをお願いしたら、買って送ってもらうことも可能なツアーもあるそうなので、プチ旅行気分が味わえて気分転換にもいいかも?
以上、思い出のおみやげ品紹介でした。皆さんのおみやげ品の投稿もドシドシお待ちしております〜!
そして、ステイホームといったら、手芸にもチャレンジしてみるいい機会ですね。『ステーション』4月号では布のお財布のつくり方を紹介しています。
手縫いでもつくれる布のお財布、まずは型紙通りに布を切って... あとは1つずつパーツを完成させるだけ。
難しい技術は必要なく、並み縫いで縫っていきます。 まずは小銭入れを完成させて...。
ちゃんと蛇腹になるのがポイント! 次に仕切り、小銭入れのふたをつくり...。
それぞれパーツが完成したら、パーツを全て重ねます。
あとは、周りをぐるりと縫って、返し口から表にひっくり返すだけ!
すると... なんと、ちゃんとお財布になっているんです!(じ〜ん)
先生のお財布と比べると少し不恰好ですが(タグもつけ忘れてしまった...)、
自分でつくりあげた時の達成感といったら! お気に入りの布でつくるとさらにテンションUP。布だから軽くて薄いのに、収納もバッチリ。蛇腹で小銭入れも見えやすく、お札やカードもたくさん入るので実用性もバッチリですよ〜! お気に入りの音楽を聴きながら、映画を見ながら...針と糸でちくちして、ゆったりとしたステイホームの時間を過ごしてみませんか?
道の駅あわじで出会った、思わず笑ってしまった顔はめパネル。
5月号では淡路島特集と、おうち時間が楽しくなるアイデアを中心にご紹介します。お楽しみに〜。
(K・T)
★4月号のブログの更新日3月10日です。
★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!
2021年3月号