「ステーション」11月号の紅葉特集はいかがでしたか? 今まさにシーズン真っ盛りですね!
奥津峡への取材の帰り道のこと。車の中から大きな"蜂"が見えて、好奇心旺盛な取材陣と顔を見合わせ、思わずUターン。
びっくりするくらいリアルな巨大蜂フィギュア、正体は「山田養蜂場お菓子工房 ぶんぶんファクトリー」内にある休憩所でした。ミツバチの「熱殺蜂球(ねっさつほうきゅう)」という、スズメバチによる攻撃を撃退する方法を表したものだそうです。なかなかのインパクトですよね?(笑)
数年前まで、しばらくアメリカに在住していました。アメリカでは11月第4木曜が感謝祭「サンクスギビングデー」の祝日で、日本のお正月のように故郷に帰ったり、親族が集まったりと、この日から長めのお休みに突入します。
翌日はブラックフライデーがあり、大規模なセールが始まります。深夜に開店して、夜通しショッピングする人もいるんですよ。現地の人たちにとって、サンクスギビングは大きなイベントのひとつなんです。
急に、お祝いに食べた料理が懐かしくなり、久しぶりにつくってみました。材料が揃わないので簡易版ですが、ご紹介します。
メインはご存知、ターキーです。丸ごと冷凍したものがスーパーに並びます。解凍に時間を要するので、料理する日から逆算して購入しなければいけません。ブライン液という塩水に一晩つけて調理する家庭もあります。グレービーソースやクランベリーソースをつけていただきます。
ターキーは、柔らかいモモ肉の部分を「Dark(ダーク)」、むね肉を「White(ホワイト)」と呼んで、どっちが好きか食卓で議論するのが定番です。
むね肉の部分はたくさん余るので、サンクスギビングの後のランチボックス(お弁当)は、ほとんどがチキンを挟んだサンドイッチになるのも"あるある"です。
本来はターキーの中に詰めて焼くのですが、詰めずに別につくって食卓に出す場合が多いようです。コーンブレッド(とうもろこしのパン)、玉ねぎやセロリなどの野菜、ひき肉やソーセージなど、これも、入れる材料は家庭によって違います。今回、私は食パンでつくりましたよ。
いんげんをマッシュルームのクリームスープであえて、フライドオニオンをのせ、オーブンで焼くお料理です。マッシュドポテトも定番です。
サンクスギビングだけでなく、おもてなし料理としてよくつくられます。固茹でたまごの黄身を取り出して、マヨネーズを和えて絞ればでき上がり。パプリカパウダーのトッピングが、アクセントになります。
盛り付けて、いただきます!
あ、また白いモフモフした子が匂いを嗅ぎにやってきました! おいしそうやね〜。でも、味が濃いのであげられませんよ〜。
忘れてはいけないのが、サンクスギビングに食べるデザートの代表・パンプキンパイ。以前、レシピを教えてくれたアメリカのお母さん的存在の友人に、「もう一度レシピを教えて」と連絡すると、「私、パンプキンパイなんてつくったことないわよ」。え? 確かに教わって写真まで残っているんですけど...?
ということで、いつも愛用しているサイトのレシピでつくりました。フィリングにバターが入っておらず、シャバシャバなのが、本場のレシピの特徴です。
パウダージンジャー、グローブ、シナモンなど、スパイシーな味が後を引きます! んー!サンクスギビングの味!
レシピ参考「おいしいアメリカ」
https://www.oishiiamerica.com/2011/11/08/パンプキンパイ/
最後に...ターキーを狙って「だめよ!」と言われた白モフくん、おとなしく離れて撮影を見守っておりました(笑)。
(K・Y)
★1月号のブログの更新日12月10日です。
★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!
2022年12月号