創刊33年目の10月号は、エリア別ランチのお店特集、秋のお出かけ特集、新米ごはんや1年を通じて役立つ「歳時記ごはん」のレシピなど、増ページで、内容盛りだくさん! 人連載企画もパワーアップしています。ぜひ、手にとってくださいね。
さて、外出自粛が続き、休日もわが家で過ごすことが多くなりました。そこで家のお掃除・片付けを、とならずに、ついキッチンに足が向くのは食べ物のことしかアタマにないから?(ハイ)。 そこで、おいしそうないちじくが店頭に並んでいたので、初めてのコンポートをつくってみました!
以前にジャムの取材で、料理研究家の脇雅世さん宅に伺った時のこと。甘い香りを漂わせながら次々煮上がってくるジャムにうっとりした記憶が。そこでネットで検索、いちじくのコンポートのレシピを発見、その通りつくると、とろーり上品な味わいのコンポートが! あまりに簡単すぎて拍子抜け!するほどですが、その味わいはまさに、幸せの味! 甘いものって、人の心をとろけさせますねーーー(笑)。
いちじくの季節ももう終わりですが、もし機会があったらぜひ、つくってみてください。
[材料]
●いちじく5、6個●水2カップ●グラニュー糖200g●レモン汁1/2個分●白ワイン160cc
[レシピ]
1 いちじくの皮をむく(熱湯に浸して冷水に取ると、きれいにむけるそうですが、うまくいかず、結局包丁でむきました。なにかコツがあるのかも?)
2 ホーローかステンレスの鍋に水と砂糖を入れて火にかけて、砂糖を溶かす。
3 レモン汁といちじくを加え、オーブンシートで落としぶたをつくってのせ、弱めの中火で約10分煮る。
4 火を止めて白ワインを加える。甘口の白ワインがおすすめだそうですが、ウチにあった辛口白ワインを使いました! ワインの香りが大人の香り。
たっぷりのシロップで煮ているうちに、煮汁がほんのりピンク色になって、いちじくが透き通ってくるのも楽しみ! そして冷めていくほどに、また果肉が透き通ってきて、きれい...。シロップがたくさんあるので、炭酸で割ったり、ゼリーにしてもおいしそうです。
残ったいちじく4個で、ジャムもつくりました。こちらは皮をむいて刻んで210g。ジャムの砂糖の量は、早めに食べ切る場合は30%でもよいそうなので、グラニュー糖63g。レモン汁大さじ2とともに、混ぜながらぐつぐつぐつと煮込んだら、こちらもいい感じに!
初めてパリに行った時、おいしくて驚いたものはたくさんありますが、その中の一つがクロックムッシュ。チーズの味、ハムの香り、香ばしく焼けたパンにベシャメルソースが絡んで、思っていた味との違いに、目からウロコ! でもわが家では再現ならず、ハムチーズトーストで楽しんでいましたが、9月号のサンドイッチレシピで教わった、ビアンヴニュの大下シェフのレシピは、チーズを牛乳に浸しておいて、ベシャメルソースを兼ねるというもの。牛乳でやわらかくなったチーズがいい具合にとろりと溶けて、やわらかくのびて、パンとのなじみもよく、簡単ながらいいことずくめ! ハムもたっぷり使えばおいしさもアップ。ちょっとぜいたく気分に浸れます。昨日つくった写真もアップしますね。これはオーブンで焼いたほうがおいしくできる気がします。
毎日の暮らしの中に、小さな新しい発見! 食べることでも、ガーデニングでも、インテリアでも、おしゃれでも、小さな発見と驚き、積み重ねていきたいなと思います。それにはほかの人の情報が、ぜひ必要ですよね。『ステーション』を通して、暮らしに役立つ情報交換、これからも充実させていきたいと思います。皆さまもぜひ、参加してくださいね。
(Y・Y)
★11月号のブログの更新日10月10日です。
★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!
2021年10月号