住まいのブログ

ホーム > 住まいのブログTOP

2007年05月14日

シロアリ D 最終話

いよいよ、シロアリシリーズ最終話です。

床下点検でシロアリが見つからなかった場合の選択肢は4つあります。

まず、

1)何もしない!
  とりあえず、現状異常なしなので、何もしなくてもOKです。
 ただし、いつシロアリがつくかもしれないという不安は残ります。

2)床下環境改善工事を施工する。
  シロアリがつきやすいのは、湿気のある木材と前述しましたが、
 それならば床下の環境を乾燥させてしまおうという工事です。
 ・床下に自然の風が循環するように通気経路を確保する。
 ・床下換気扇蟻を取り付けて、強制換気する。 
 ・炭などの調湿材の敷設をする。
 などがあります。
 ただし、床下が乾燥すれば絶対安全と言った訳ではありません。

3)シロアリ予防工事(薬剤の散布)を施工する。
  予防として防蟻(ぼうぎ)工事をすれば、5年間の保障付で安心できます。
 ただし、最近の薬は安全性が高いといっても、
 蟻を殺す薬には違いないので環境を汚染することにはなります。
 そして、通常ヤマトシロアリを想定した防蟻工事を施工しますので
 それ以外のシロアリには効果がないし、保障もありません。

4)定期点検システムに加入する。
  これは、「住まいのコープ」の独自サービスです。
 住宅の敷地内に、指標材を4基地中に埋設し年に一度、
 指標材と床下の点検をしながら、シロアリが住宅につかないか、
 また、敷地内に進入するなど危険は迫っていないか?監視するものです。
 ただし、保障はありません。3年間の契約で少々費用がかかります。
 【定期点検システム】(詳しくはこちらで・・・)

いかがでしょうか?シロアリ対策・・・?
環境重視なのか?保障重視なのか?安心重視なのか?
しかし、「備えあれば憂いなし」の言葉通り
何か対策されることを、「住まいのコープ」としてはお勧めします。
甚大な被害がでれば相当な出費になりますし、
万一地震がくれば倒壊する(命の危険)があるかも知れないのですから・・・

では・・・So Long!

 
 

投稿者 sumai : 13:14

2007年05月12日

シロアリ C

いかがでしょうか?
前話まで、読んでくだっさた方は
シロアリの見分け方が、バッチリ判られたと思います。

でも、本当に大事な事は、シロアリの見分け方ではないのです・・・
一番大事なことは、「いかにしてシロアリから我が家を守るか」です。
シロアリは湿気のある木材を好みます。
建物の周辺に、湿り気のある腐りかけたような木材はありませんか?
例えば、“手入れのされてない木製のベンチ”や“木を切り倒したあとの切り株
など要注意ですよ!
また、“雨漏りを知りながら、放置”してませんか?
浴室や洗面所などの床下で水漏れや、湿気による木材の傷み”はありませんか?
これらのような、事象が起こっていればシロアリ警戒警報発令です。
建物の周辺はセルフチェックでまず、見回ってみましょう!

建物の床下は、一般の方にはとても入りずらい所です。
通常の場合、床下は高さが50センチ程度です。
匍匐(ほふく)前進≪腹ばいの状態≫でしか進めません。
その上、建物の基礎、床を支える柱や水やお湯の配管・排水管などがいっぱいあります。
おまけに土や埃でドロドロなり、真っ暗なので懐中電灯を頼りにしないといけません。
まず、プロに頼まれることをお奨めします。
ただし、信用のある工事店さんに必ず依頼してください。
床下は自分の目で見れないのですから・・・

「住まいのコープ」でも無料の『住まいの健康診断』として、
床下診断を承っております。ぜひ、お気軽にお声かけ下さい。

また、最近は写真で報告してくれるところもありますから、
じっくりと現状の説明を聞いてください・・・・
その上で、どう対策するか考えましょう!
シロアリが発見された場合、もしくは食害の跡があった場合は
否応なく薬剤散布による、シロアリ駆除です。
最近の薬剤は安全性の高いマイクロカプセルタイプのもの
(薬効成分が微小なカプセルに入っていてゆっくりと
穏やかに作用するので人体や環境にやさしい)や、
自然素材である木酢酸液(効果がやや弱く、
有効期間・保障期間が短い・・・)などの選択肢もあります。
いずれにしても、これ以上食害が進まないように
大急ぎで施工せねばなりません。

しかし、幸いに何も見つからなかった場合は選択肢があります・・・
では次回はその選択肢についてお話しましょう・・・
では・・・So Long!


投稿者 sumai : 09:25