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2008年12月03日

地震対策・耐震住宅・補強計画シリーズ 第2回耐震補強計画

お久しぶりです。設計工務部 萩原です。
8月以来の耐震シリーズ続編です。

今回はシリーズ第2回耐震補強計画となります。

1)耐震補強計画の考え方

プレハブ(メーカー住宅)の場合は、基本的にメーカーが独自で構造体の認定
(大臣が認めた物)を取得されているので、耐震補強・診断は基本的にできない建物です。

コンクリート造・重量鉄骨造の場合は、建築の時点で構造計算をされているので
あまり心配はいらないと思いますが、姉葉の耐震強度偽装事件の事もあるので・・・・
コンクリート造・重量鉄骨造での耐震補強、診断は基本的にできない建物ですが、
コンクリート造の部分的な補強は可能の商品はあります。但し数値的にどれだけ
向上したかはだせません。

在来木造住宅(木造住宅)の場合は、歴史が古いのでいろいろと補強する
手段があります。当然耐震診断・補強が数値的に表現する事も可能です。
まずは、今建っている建物の強さを測定する必要があります。それを
耐震診断といいます。その後どこにどのような補強をする事が望ましいか?
補強計画をおこないます。兵庫県・神戸市などの行政では、補強に掛かる費用の
一部を補助してくれますし、減税処置もあります。

在来木造住宅の補強とは、壁を作る事が一番簡単ですが・・・
広いお部屋ができなくなるので、今ある壁を少し強くする(数は必要です)
屋根を重たい屋根から軽い屋根にするのか?
1Fは各個室(趣味の部屋)2Fに広いリビングを作る事で
1Fは2Fと屋根の重さを受けるので、壁が沢山あれば強いしプライバシーは
確保できます。
2Fは屋根だけの重さなので元々沢山壁はいらないので、強い家ができたると
考えられます。
基礎の補強が一番大切です。上物がいくら強くなっても足下が弱いと困りますよね。

今の時代いろんな商品がありますが、私のお薦めは、ツゥーグリット工法です。
基礎の廻りにカーボン繊維を巻き付ける商品です。今の基礎に穴を開けたり内側に
基礎を作ったりなどの事はせずに簡単に基礎強度があがります。

くはしくは、コープ住宅まで・・

設計工務部 萩原

投稿者 sumai : 14:23