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2007年04月18日

シロアリ A

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前回からのつづきです。

【日本の建物に被害を与えるシロアリ】
九州以北で3種類のシロアリが建築を食害します。

1)ヤマトシロアリ
 寒冷地を除き、ほぼ日本中にいる普通種です。
日本で一番被害の多いシロアリです。
土の中・湿った木材の中など、多湿な場所を好みます。
床下で構造材や床板・畳などに被害を与えます。
1つの巣内の個体数は2〜3万匹です。

2)イエシロアリ
 本州千葉以西の太平洋から瀬戸内海にかけての沿岸地域、四国、九州、沖縄に分布しています。 
被害は建物全体におよび、極めて激しい被害を出す危険種です。
地中などに巨大な巣−メガロポリス−を造ります。
巣内の個体数は百万匹に達します。
湿気のないところでも活動できるので梁や胴などの構造材や
天井・屋根等にいたるまで食害されます。

3)アメリカカンザイシロアリ
 アメリカ産の侵入種です。これまでに、千葉、東京、神奈川、大阪、兵庫、和歌山、広島、鹿児島の各都府県の一部で発見され、今後も新たな発見が予想されている要注意種です。
土の中には住まず、乾いた木材を食害し、被害は建物全体に及びます。
巣内の個体数は2千〜3千匹と少ないですが、体長はヤマトシロアリの2倍ほどあり激しい被害が出ます。食害のスピードは他のシロアリの数倍です。

今回はここまで、次回はシロアリシリーズBです。
では・・・So Long!

投稿者 sumai : 21:11