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編集室から、今月のブログ 編集室のスタッフが、取材の途中で感じたこと、取材先で仕入れたとっておき情報、また取材の現場のこぼれ話などを、毎月お届けしていきます!

晩秋の山草園から...。

2016.09.09 更新

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名残の夏のグリーンカーテン。
高校野球が終わり、オリンピックが終わり、気がつけば9月。
窓辺のゴーヤも、猛暑の日差しを遮る大役を立派に果たしてくれて、そろそろ夏も終わり…という今ごろになって…あれ?これはなに?
今年は、ゴーヤと一緒に、オキナワスズメウリというつる性植物を混ぜて植えたのをすっかり忘れていました。ビー玉くらいの大きさのスイカのような実が鈴なりに。緑の筋の部分がまっ赤に熟していくそうで。もうすぐグリーンカーテンが水玉模様に…station_1610_1.jpg

うさぎ苔だピョン! 
10月号の「小さな庭仕事」では、久しぶりに山野草をご紹介しています。10月号掲載となると撮影は8月半ばがタイムリミット。なのにテーマは「初秋の寄せ植え…」というわがままを聞いていただいたのは、やまおか碧山苑のご主人。植物が間に合うかどうか、撮影直前までドキドキハラハラでしたが、小菊やミズヒキソウたちが花を開いてくれて、ほっとひと安心。山草園がある能勢の山あいは、市街地より5℃ほど気温が低いそう。秋の訪れもひと足早いのですね。
園内は、まだ見たことがない山野草の苗が所狭しと並べられ、テンションが上がります。
そのなかで、私の心をキューッとわしづかみにした植物が、コレ! その名も、うさぎ苔。花の大きさはわずか数ミリ。でも、うさぎの耳はピーン! さっそくわが家に連れて帰って、栽培にチャレンジ! うまく増やせたらいいなぁ…。station_1610_2.jpg

またの名を、ウトリキュラリア サンダーソニー。実は南アフリカの湿った岩にへばりついて自生している食虫植物なんだそう。でもやっぱり、うさぎ苔の名前がぴったり!station_1610_3.jpg

神戸スイーツで、読書の秋。 
次号11月号は恒例の紅葉特集です。そして、神戸・阪神間のスイーツめぐりの特集も。この特集取材の合間に『ラ・パティスリー』という文庫本を見つけました。作者は神戸出身の上田早夕里さん。料理やスイーツがテーマの映画や小説に目がない私ですが、こちらは神戸のパティスリーが舞台とあって、描かれた風景やお店などを自分勝手に想像して、あの坂道のあのお店…などと描きながら読んでいく楽しみが。station_1610_4.jpg
『ラ・パティスリー』/上田早夕里著/ハルキ文庫



続いて今読んでいるのは、『ラ・パティスリー』に登場する洋菓子店ロワゾ・ドールの5年後が舞台の『菓子フェスの庭』。西宮ガーデンズで開かれる菓子フェスに、店の味を任されるまでに成長した、主人公の夏織が新作で挑むことになり…。神戸の街で育っていく夏織に、あの店のあの女性パティシエが重なって…なんて勝手に妄想してます。
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『菓子フェスの庭』/上田早夕里著/ハルキ文庫


神戸スイーツが登場するミステリーを、もう1冊。作品に登場する、あの極上の“パリブレスト”は、実は神戸の海岸通にあるモンプリュさんのお菓子がモデルだと、以前、著者のご本人にうかがってからは、よりパリブレストが好きになりました。

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『蜜蜂のデザート』/拓未司著/宝島社文庫

(M・O)

★11月号のブログの更新日10月10日です。

★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!

今月のブログと一緒に、今月号の特集もチェック!
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