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編集室から、今月のブログ 編集室のスタッフが、取材の途中で感じたこと、取材先で仕入れたとっておき情報、また取材の現場のこぼれ話などを、毎月お届けしていきます!

紅葉狩り、お寺めぐり、国宝めぐり、 今年の秋は、お楽しみいっぱい!

2015.10.13 更新

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今年は、『ステーション』で、紅葉を楽しみます。
毎年、駆け足のように過ぎていく、秋。雑誌は〆切に追われるのが常で、年末にはそれが一挙に押し寄せるので、秋はもう、あっという間! でも11月号をふりかえると、個人的にも、それではあまりにもったいないと痛感。たとえば巻頭の、養父神社。但馬の紅葉の素晴らしさもさることながら、狛犬に並んだ狼(おおかみ)の石像がなんとも愛らしい。今や絶滅した狼は、その昔、田畑を荒らす猪や鹿を退治する益獣だったとか。訪ねると、大昔の人々の暮らしが分かってくる。

そして、湖東三山の、百済寺(ひゃくさいじ)。聖徳太子が百済人のために建てた、と伝わる古刹。木々が生い茂る長い参道を歩くと、山の気配に、降り積もる時間の厚みを感じて、心が浄化されていくよう。12月20日まで公開されている美しい仏像(美仏!)、如意輪観音はぜひ見てみたい、とこちらも期待がふくらむ…。

昔はとんと興味がなかった神社仏閣めぐり。でもやっぱり年のせい?でしょうか、日本の歴史や当時の暮らしが綿々と伝わるお寺や神社めぐりの楽しさに目覚めました。第二特集の、国宝めぐりも、見事!ですよ。ぜひ秋の休日、時を越えて守られてきた「宝」に出会いに、お出かけください。ボランティアガイドさんをお願いすると、興味倍増です!

紅葉には早いけれど、奥琵琶湖へ。

神社仏閣にはうとい私でしたが、秋の味覚には人一倍敏感です(笑)。そこで連休の一日、湖西線にのって、久しぶりに美食の旅に出かけました。目指すのは、鮒寿し懐石で名高い「湖里庵」さん。江戸時代の天明4年創業から230余年、「鮒寿し」という郷土の味を一子相伝で守り続けてこられている「魚治」さんの料亭です。その洗練された味は、一口いただいてみると、どんな先入観も覆すほどの、素晴らしさ! お酒に合う「とも合え」、酸味が絶妙な「小吸い物」、カマンベールチーズとともに、また天ぷらで、最後の〆は、えも言われぬ「お茶漬け」で…。琵琶湖のニゴロブナを塩漬けにし、ごはんに漬けたのち、二冬かけて醗酵熟成させるという、鮒寿し。手をかけ、心を込めて仕込まれた鮒寿しは、酸味と旨みがピタッと決まり、くさみや雑味は一切なし。そのキリリと美しい味に触れると、日本の食の奥深さに感動を覚えます。遠藤周作先生(狐狸庵先生)が、このお店を愛して、名づけ親になられたという「湖里庵」の料理の素晴らし、誌上でご紹介します。station_1512_1.jpgstation_1511_3a.jpg

 

歴史のロマンもちょっぴり感じて、旅気分を味わえたうれしい休日でした。さあ、明日から、仕事、がんばろっと!

(Y.Y)

★12月号のブログの更新日11月10日です。

 

★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!

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