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編集室から、今月のブログ 編集室のスタッフが、取材の途中で感じたこと、取材先で仕入れたとっておき情報、また取材の現場のこぼれ話などを、毎月お届けしていきます!

古代人になってきました。

2012.12.10 更新

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しばしの間、歴女になってきました。
毎回、担当が回ってくるたびに、さて、どこに行こう…と思い悩むのが、「日帰りきっぷでおトク旅」の旅先。1月号は、阪神なんば線に初めて乗って、飛鳥まで行ってきました。そもそもは、深夜に乗ったタクシーの運転手さんのお話がきっかけでした。

「額田王って、それはえらい美人で、才能のある女性らしいわ」と運転手さん。「ああ、あの万葉集の…」と、名前だけは知っていた私。「天智天皇とその弟(後の天武天皇)の間で不倫の三角関係にもなってモテたらしい。そんで、晩年は若い男性と再婚して、あの時代で80歳くらいまで生きたらしいわ」。「…☆☆!!」。この話がホントなら、なんてスキャンダラスな人生を送った女性だろうか。 なぜそんな話になったかは忘れてしまったけれど、タクシーを降りてからもずーっと気になっていたんです。この額田王という女性のことが。

そこで、探したのはマンガ。思えば、フランス革命は『ベルサイユのばら』、邪馬台国のことは『火の鳥』…と、退屈な歴史を私に楽しく教えてくれたのはいつもマンガでした。今回手に取ったのは、里中満智子さんの『天上の虹』と大和和記さんの『天の果て地の限り』。ともにティーンエイジャーのころ、夢中になった少女マンガの大御所先生。40年ぶりにこんなところでお会いするとは!station_1212_1d.jpg

物語の舞台になった地を訪ねる旅は、登場人物の心情も相まって、まるで映画のワンシーンのように景色が迫ってきます。蘇我入鹿の邸宅があったと伝わる甘樫丘に登ったり、かつての宮殿跡に立ってみて、1300年以上前に額田王が見た風景を共有しているなんて、ちょっとスゴイstation_1301_2.jpg

撮影/藤原一徳

話は変わって、今日は、枝元なほみさんのお宅で今年最後の撮影を終えて、帰りの新幹線でこのブログを書いています。撮影中、ユラユラユラ…と長く続く地震に、ぞっとしました。あれからもう2年というのに不安はまだまだ続きます。枝元さんが代表を務める「チームむかご」の東北支援活動も続行中です。興味のある方はぜひホームページをごらんください。

http://mukago.jp/station_1301_3.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(M・O)

★2月号のブログの更新は1月10日です。
★編集スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!

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