2015年7月

「放射線量を気にせず思いっきり遊びたい」と、福島県の小学生62人(YMCA受け入れ含む)がやって来ました。今年も最終日の夕食を組合員有志が支援。打ち合わせを重ねて考えた「たこ飯」「ゼリー」などを屋台でお祭り風に。「ソースせんべい」は福島にはないらしく意外な人気も。子どもたちとの交流もあり、楽しい時間を過ごしました。

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この手つないで 第5・6地区⇔福島 前編

福島の子どもたちの笑顔はじける 4泊5日の無人島キャンプ

夏本番。今年も「福島の子ども保養プロジェクトinよしまキャンプ」の季節がやってきました。これは、原発事故の被災地域である福島県の子どもたちに自然の中で思い切り楽しんでもらう機会を提供しようと、コープこうべが神戸YMCA、兵庫県ユニセフ協会と協働で行っている保養企画。4回日となる今年も7月26日~30日、32人の小学生を香川県小豆郡余島に招いて行われます。
運営を支えるのは、「福島の子ども保養プロジェクト支援募金」に寄せられた皆さんからの善意。そして、キャンプリーダーとともに現地の活動をサポートするのは、垂水から明石、淡路を活動エリアとする第5地区と、播磨から但馬をカバーする第6地区の組合員ボランティアです。

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原発事故の収束を願いつつ ともに過ごせる時間を大切に

6月に開催された1回目のボランティアミーティング。5・6地区のほか初参加となるコープかがわのメンバーも加わって、提供する屋台メニューなどを考えました。「かがわさんがうどんなら、6地区はお好み焼きを極めます」「では5地区は明石タコを使ったタコ飯で」と話し合いは和気あいあい。準備は大変でも、皆さん楽しげなのが印象的です。
「気負ったら続かないでしょ。私たちも、緑あって子どもたちと同じ時間を共有できるのがうれしいの」と話すのは、初回から参加する北村一子さん。東口弘美さんも「福島でも外で思い切り遊べる日が早く来るといいのだけど…。でもいつか、あの頃はしんどかったけど、余島で過ごした時間は楽しかったなあと思い返してもらえたら」と語ります。
〝いろんな人がつながって、みんなのことを応援しているよー”。一人ひとりの寄り添う気持ちが、よしまキャンプを支えています。

この手つないで 大阪北地区⇔いわて生協 後編

月に1度、集まって お茶っこ飲んで手を動かして

北海道を除く府県の中で、一番面積が広い岩手県。全域をカバーするいわて生協は、16のエリアで地区に根差した運営に取り組んでいます。

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久慈、釜石、大船渡に陸前高田-。津波で甚大な被害を受けた沿岸部には、今も多くの仮設住宅が残っています。その数、300カ所以上。うち64カ所で月1度ほど、いわて生協が開催しているのが「ふれあいサロン」です。沿岸ボランティアによるサロンの他に内陸部から月に11便、沿岸被災地に向けたバスを運行。数人ずつのボランティアチームが、点在する仮設住宅に赴いて運営しています。「そこで重宝しているのが手作りキット。みんなでお茶っこ飲みながら手を動かすことが、いい気分転換になっています」と語るのは、復興支援活動釜石担当の福士久美子さんです。

皆さんの応援を支えに 仮設住宅がなくなるその日まで

そのキットを作っているのが、大阪北地区の組合員による「つながろうカフェ」。東北支援を目的に月に1度ほど集まって飾りや小物入れなどの手作りキットを制作、いわて生協へ届けています。「一つひとつに、お人柄の感じられるメッセージが添えてあって。その心遣いが喜ばれています」と福士さん。特にポップアップなどの工夫を取り入れた季節のカードキットは、目新しさで話題だそう。
一方、サロンのほか移動店舗でも好評なのが、手作りバインダー。「震災以後、料理をする意欲がわかなくて」と言う声を受け、いわて生協が作成した「3行レシピ集」の専用表紙で、500冊以上が届けられたそう。
「仮設住宅がある限り、サロンは続けます。取り残されると感じる人たちの不安は大きく、この先は未知ですが、遠くで応援してくださる皆さんの力添えを励みに頑張りたいと思っています」。

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