2015年5月

この手つないで 宝塚⇔南三陸 後編

被災した港町の小学校へ贈られたベルマーク

風光明媚な三陸リアス海岸沿いに広がる歌津地区。海を間近に家や商店が立ち並んでいた町は、東日本大震災による津波で大半が流されてしまいました。それから4年あまり。要である水産業はだいぶ活気を取り戻したものの、区域では今も用地造成やかさ上げ作業が続いています。
ここに住む子どもたちが通うのが、伊里前小学校。

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宝塚のコープサークル「ベルすみれ」が中心となって集めているベルマークの送り先の一つです。昨年に続きこの4月には、78,726円分が贈られました。
仲上(なかうえ)浩一校長は、「各地から届いたベルマークと合わせて、昨年度は車椅子1台と教室に置く空気清浄機8台を購入しました。大変ありがたく思っています」と話します。

共感・支援を励みに これからも笑顔で

現状については、「全校児童125人のうち4割はまだ仮設住宅ぐらし。道路整備が進まず安全性に問題があるうえ、鉄道も再開の見通しが立たないため、9割弱はスクールバスで通っています」と仲上校長。校庭にはいまだに仮設住宅が残りますが、今年度中に大規模な災害復興住宅が建つ予定で、そのころ動きがあるのではと期待しているそうです。
「子どもたちは毎日元気です。でも時に、震災当時の状況がフラッシュバックする子、津波の夢を見る子も…。カウンセラーと一緒にケアしつつ、これからも配慮は大切だと痛感しています」。昨年は震災後初めて、狭いながらも自分たちの校庭で運動会を開催でき、うれしかったそう。
そんな中、兵庫・神戸からの支援には感謝の言葉もないと仲上校長。「共感して、親身になって、さまざまな形でご支援いただいていることは、私たちにとって大きな励みです」。

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