仮設住宅で“お茶っこ”入居者と和気あいあい

宮城県南端にある山元町のナガワ仮設住宅。11月のこの日は、みやぎ生協仙南ボランティアセンターによるふれあい喫茶が行われていました。そこを訪れたのは、第4地区の組合員や理事、職員。みやぎ生協のスタッフも一緒に“お茶っこ”しながら現在の様子などを聞きました。

山元町では公営住宅への入居が進んでいることもあり、ここの住民も130世帯が今や18世帯に。全員、引っ越し先は決まっているそうですが、「自分の退去は、最後の1人が出るのを見届けてから」と語る自治会長さん。「昨日は芋煮会をしたっけど、元の住民がまた集まってくれて。次は、公営住宅でも仲間づくりが進めばいいね」と話します。

20160301kyodo (2).jpg

つながって、もうすぐ5年これからも縁を大切に

みやぎ生協では東日本大震災後、県内4カ所にあるボランティアセンターを通して、このようなふれあい喫茶を約50カ所で2200回以上行ってきました。その中で第4地区が被災地支援の連携先として交流を深めてきたのが、仙南ボランティアセンター。毎年3月に行っている東北支援「きずなバザー」の収益金も全額寄付し、活動を支えています。

「みなさんからの善意は、被災者対象のバスツアーやふれあい喫茶の運営に役立っています」と笑顔を見せるのは、仙南地区を担当するみやぎ生協理事の高橋誠子さん。「ツアーは別々の仮設住宅の人同士が初めて交流できる機会ですし、喫茶用に送られたたこ焼き器はとても好評で、男性の参加者が増えたんですよ」。

今後は、より開かれた居場所づくりをすすめるとともに被災者が自主的に活動できる仕組みを実現したいそう。あせらず一歩ずつ、笑顔で寄り添って。活動は今も、進行形です。

20160301kyodo (1).jpg

三陸いわて復興フェアin桜塚(大阪北地区活動本部)

コープスの芯付き塩わかめなど、三陸産の海産物を食べることで、“いわて”を応援しようというイベントが開かれました。わかめサラダなどの試食コーナーでは、田老町から来られた生産者に組合員が質問する姿も。「つながろうカフェ」や「ネクタイ1000本プロジェクト」などのコーナーもあり、身近な支援について考える機会になりました。

20160119oosakakita.jpg

ベルマークで東北の子どもを笑顔にするプロジェクト(第1地区活動本部)

ベルマークの収集や整理、集計を行うコープサークルを中心に「ベルマークで東北の子どもを笑顔にするプロジェクト」を開催。今後、息の長い支援を続けるためにどうしたらよいか、などを話し合いました。また、コープサークル「歌津応援団@たからづか」のみなさんが宮城県の寄贈先の小学校にベルマークを届けたときの様子を語りました。参加者は、「ベルマークで子どもたちの環境が少しでも良くなるように活動を続けていきたい」と話していました。

後日、寄贈先の2校の子どもたちからお礼の手紙が届き、「平和のつどい」で展示されました。

20160216dai1tiku (1).jpg

20160216dai1tiku (2).jpg

キッズもつながろうカフェ(大阪北地区活動本部)

東北を応援しようと活動している「つながろうカフェ」。この日は子どもも一緒に「折り紙のおひな様飾り」制作を初企画。小さい折り紙に奮闘しながらも完成してうれしそうです。昨年12月に訪れた被災地の映像が流れると、親子でじっと画面に見入っていました。コープ商品の試食もあり、新しくできた友達との会話も弾みました。

20160216oosakakita.JPG

美しい色や柄を生かして着物をリメイク

コープ西鈴蘭台の組合員集会室。テーブルには、バッグや小物入れ、チュニックや帽子などがズラリと並んでいます。これらは、コープサークル「きものリメイクオリビア」のみなさんが着物や帯などをリメイクしたもの。「寄付していただいた布や、メンバーが持ち寄る材料で作っています。素材の持ち味をいかに引き出すかが、腕の見せどころですね」と話すのは、代表の熊谷葉子さん。

今回制作した約150点はすべて、3月開催の東北支援「きずなバザー」で展示販売します。「バザーは私たちの活動の柱・発表の場でもあるので、気合が入ります」と熊谷さん。

20160202kyodo (2).jpg

ささやかな気持ちを伝えたい収益金で被災地支援

「きずなバザー」は、みやぎ生協の仙南ボランティアセンターとつながる第4地区活動本部が、2013年から毎年行っている催し。コープ委員会などもブースを出展して、会場を盛り上げます。収益金は、仮設住宅の「ふれあい喫茶」支援や被災者対象のバスツアーなどに活用。材料とセットで贈ったたこ焼き器は、ふれあい喫茶で大好評なのだそう。

初回から参加する「オリビア」のメンバーに共通するのは、好きなことで被災者の力になりたいという思い。「私たちは直接行くことはできないけど、ささやかな気持ちが伝わったらうれしいなぁって」「誰かに喜んでもらえると思うと励みになるしね」「肩は凝るし、持ち出しばかりやけど、これが張り合いやから」「確かにお金にはならへん(笑)。でも、気持ちは豊かになれる。心の貯蓄ができるんです」と口々に語ります。

4回目となる今年は3月12日、コープデイズ神戸北町のある「コアキタマチショッピングセンター」で開催。ぜひお越しくださいね。

20160202kyodo (1).jpg

ものづくりを通して被災地グループの運営を支援

石巻市役所内にあるギャラリーショップ。棚には被災地グループ手製の商品が並びます。ここを運営するのは「NPO法人 応援のしっぽ」。みやぎ生協と協同で手作り商品カタログを作成、受注発送も担当しています。「去年は作り手さんと一緒に、コープこうべでの交流会に参加しました。それをきっかけに、「震災を考える会」のみなさんがオーダーメイドのエプロンを発注してくださって。手づくり品の展示販売も続けていただいて、本当に感謝しています」と話すのは、代表の広部知森さんです。

「応援のしっぽ」は、被災地で活動する小規模グループの運営を支援するNPO。広部さんは、ものづくりで生まれたコミュニケーションが持続しながら互いにつながりあっていけるよう、日々奔走しています。

20160105kyodo (1).JPG

仲間と集い、社会とつながって、いきいきと

現在、カタログの作り手として登録するのは30グループ。趣味がてら作っているところ、プロと連携して商品力を高めているところなど、そのカラーは十人十色。「それでも、社会とつながっていたいという思いは共通です」と広部さん。「震災を悪い思い出じゃなく少しでもいい経験として残したい。せっかく集まった仲間を大切にしたいって言うんです」。グループ同士の交流会を開いたり、情報発信やアドバイスを続けるのも、その思いに応えたいからこそ。「仮設住宅にいる間だけ…と言って始めたおばちゃんが『もっと頑張りたい』って笑ってくれるとうれしくて。たとえ辞めた後も、蓄えた経験は人生を前向きに生きる糧になるんじゃないかと思うんです」。新カタログは、1月初旬に発行。一部はインターネットでも販売しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

20160105kyodo (2).jpg

この手つないで 神戸⇔宮城 前編

「私たちに今、できることを」 大震災直後に活動をスタート

「神戸⇔宮城 長~いおつきあい」をテーマに、14人で活動する「震災を考える会」。発足は東日本大震災が発生した翌月。組合員有志で集まって「自分たちにできることは?」と思いを語り合ったことがきっかけでした。

1512K01.jpg

以降、みやぎ生協とつながりながら、募金活動ほか、被災地の「ふれあい喫茶」で使うキットを送ったリ、減災マニュアル冊子を作成したり、学習会を開催したりと、地道に活動を続けてきました。「私たちにできることは小さいけれど、1人でも多くの人に『忘れない』と伝えることが大事やなと。その気持ちだけです」と話すのは、代表の森恵子さんです。

「応援のしっぼ」手芸品販売で 被災地グループを応援

この日は、シーア(神戸市東灘区)で行われた「組合員まつり」にブースを出展。展示販売するのは被災地グループによる手芸品です。これらは、みやぎ生協ボランティアセンターと「NPO法人 応援のしっぽ」が協同制作する「手作り商品カタログ」から取り寄せたもの。今年はこうして14カ所の組合員まつりを回りました。「作る人にとっては売れることが喜び。うちで販売できるのは10個20個単位だけど、同じ気持ちで活動する人たちが全国のあちこちにもいるはず。私たちも仲間だと思って、できる範囲で続けたいと思っているんです」。
メンバーがおそろいで着るエプロンは、カタログ初となるオーダーメイド品。「2月に宮城の手芸グループの皆さんと交流したとき「注文制作も始めたら?」と話をしたところ、第1号として実現して。よかったです」。被災地のこと、減災のこと、平和のこと-。考え続けたいことはたくさんある、と森さん。「これからも心と気を配りながら、思いをつなぐ『かけ橋』みたいな存在になれたら、うれしいですね」。

1512K02.jpg

 

11月14日、神戸市社会福祉協議会、神戸YMCAとコープこうべの三者共催で「エコファームde収穫体験」が行われ、東日本大震災の影響で兵庫県に避難されている9家族26人が参加しました。
当日は、エコファームにある「みずほ協同農園」で、青ネギや小松菜を収穫。「こんな元気が小松菜を見るのは初めて」と笑顔いっぱいでした。その後、子どもたちは、しいたけの収穫にも挑戦。斜面にある原木から大きなしいたけを選びながら慎重に採っていました。収穫後のバーベキューでは、参加者同士、互いの近況を話しながら親交を深めました。参加者からは「大人数で食事をして元気をもらえた」「避難してから、土に触れあう機会がなかったので、子どもたちもすごく喜んでいてよかった」などの声が聞かれました。

1601k01.JPG

この手つないで 職員有志⇔いわて生協 後編

神戸から届いた1200本でリメイクプロジェクトが始動

「家に眠るネクタイを集めて、岩手へ送ろう」-。いわて生協とつながる職員有志のかけ声で始まった「ネクタイ1000本プロジェクト」。岩手に届いたネクタイを被災地のグループが小物にリメイク。それをいわて生協が1つ200円~400円で買い取り、募金100円や材料費を加えて400円~600円で販売する取り組みです。
「コープこうべの皆さんには、すでに100個以上を購入していただきました。これほどトントン拍子に進んだのも、職員の方々の行動力のおかげです」と話すのは、支援活動グループチーフの小野寺真さん。いまも復興途上の沿岸部と、生協本部などがある内陸部をつなぐ活動を続けています。

1511K01.jpg

ネクタイでつながる手と手 もっと大勢に広がるように

このプロジェクトでも連携プレーが発揮されています。下準備を担当するのは内陸部チーム。組合員ボランティアや職員がネクタイを洗濯してほどき、アイロンがけします。それをリメイクするのが、沿岸部にある仮設住宅の「ふれあいサロン」に集うメンバーです。
「やることがあって楽しい」と笑うのは、慣れた手つきでミシンをかける87歳の小林さん。小野寺さんも、「神戸から寄せられた要望を聞いて、肩紐を付けたり、男性も使える渋めのタイプを作ったりと改良を重ねています。新作もできました」と話します。「負担になると困るので、ノルマはありません。『好きなものを作ってね~』という、ゆるいつながりがいいんです」。
今後は、作り手グループの募集を続けながら、生協のイベントで販売したり、カタログに掲載するなどして販路を広げる予定だとか。神戸発、ネクタイが結んだ緑は広がります。

1511K02.jpg

この手つないで 職員有志⇔いわて生協 前編

1225本をいわて生協へ ネクタイがグッズに大変身

色柄豊富な、ポーチにスマホ入れ、ネックレス。「これ全部、ネクタイのリメイク品なんですよ」、そう話すのは大阪北地区活動本部でマネジャーを務める堀田大樹さん。職員有志といわて生協を結ぶ「ネクタイ1000本プロジェクト」の発起人です。
堀田さんがこの活動を始めたのは、今年4月末、職員3人と岩手県を訪れたことがきっかけ。「大阪北地区の組合員さんは『つながろうカフェ』などを通していわて生協とつながって、被災地支援を続けています。それで自分でも何かできないかと」。
現地を案内してくれたいわて生協の復興支援担当者から小物作りに使うネクタイを探していると聞くと、「これなら協力しやすいやん!」とすぐに職員専用SNSで発信。同行した職員も提供を呼びかけ、プロジェクトがスタートしました。

1510K01.jpg

組合員や職員の集まる場で リメイク品を展示販売

すると協力の輪は多くの職員に広がり、3週間で目標を達成。5月に1225本をいわて生協へ送ると、ネクタイはすぐ被災地の手芸グループなどに届けられ、7月には約150個の完成品となって戻ってきました。早速、メンバーとともに大阪北地区の「平和のつどい」や住吉事務所での催しにブースを出し、約100個を販売。自分が送ったネクタイのリメイク品を偶然見つけ、大喜びで購入した人もいたとか。400~600円の代金のうち半額以上は手間賃、一部は募金として還元される仕組みです。
商品への反応や要望を岩手へ伝えたり、協力者に現況をメールしたりと、情報共有に力を注いでいる堀田さん。「思いを発信してつながることって大事やと思うんです。活動が回り始めたのも大勢の力添えあってこそ。完売するようがんばります」。

1510K02.jpg

この手つないで 播磨(第5・6地区)⇔福島 後編

「よしま」で夏を満喫! 4回目の無人島キャンプが終了

海水浴に森探検、カヌーに飯ごう炊さん-。7月26日~30日、福島県在住の小学生32人を香川県の余島に招いて開催した「福島の子ども保養プロジェクトinよしまキャンプ」。

1509K01.jpg

4回目となる今年も、組合呂ボランティアが多数参加し、お好み焼きやタコ飯などをふるまいながら子どもたちと夕食を楽しみました。
「海で初めて泳いだけど、すごくしょっぱかった」「カヌーが楽しかった。福島じゃあまり泳げないから」「線量を気にしなくていいし。島中を探検して知らない虫をいっぱい見つけた」と参加した子どもたち。大自然の中で、のびのび羽を伸ばしました。

自由に外遊びできる森を 親子の癒やしの場に

これらの保養企画を福島で運営するのが「福島の子ども保養プロジェクト(愛称:コヨット!)」。福島県生活協同組合連合会、福島県ユニセフ協会、福島大学災害復興研究所の主催で、全国の生協などとも連携しながら子どもや親子を対象に週末・県外保養企画を行っています。昨年度までに336企画を実施、延べ約1万2600人が参加しました。
「『よしま』は県外保養の先駆けでもあり、サポートしてくださる皆さんにはとても感謝しています。子ともたちもぐんと成長して帰ってくるんですよ」と話すのは、福島県生活協同組合連合会の佐藤一夫専務理事。「自然は刺激の宝庫。子どもの発達に欠かせない外遊びが体験できる保養企画を継続する必要性を感じています」。
親子対象企画では、土に触っていいの?と喜ぶ子の姿を見て感動し、癒される親も多いとか。末だ外遊びに対する不安が大きいことを受け、春からは県有林の森で自由に遊べる場もスタートしました。これからも「コヨット!」の活動は続きます。

1509K02.jpg

「放射線量を気にせず思いっきり遊びたい」と、福島県の小学生62人(YMCA受け入れ含む)がやって来ました。今年も最終日の夕食を組合員有志が支援。打ち合わせを重ねて考えた「たこ飯」「ゼリー」などを屋台でお祭り風に。「ソースせんべい」は福島にはないらしく意外な人気も。子どもたちとの交流もあり、楽しい時間を過ごしました。

1510P13.jpg

この手つないで 第5・6地区⇔福島 前編

福島の子どもたちの笑顔はじける 4泊5日の無人島キャンプ

夏本番。今年も「福島の子ども保養プロジェクトinよしまキャンプ」の季節がやってきました。これは、原発事故の被災地域である福島県の子どもたちに自然の中で思い切り楽しんでもらう機会を提供しようと、コープこうべが神戸YMCA、兵庫県ユニセフ協会と協働で行っている保養企画。4回日となる今年も7月26日~30日、32人の小学生を香川県小豆郡余島に招いて行われます。
運営を支えるのは、「福島の子ども保養プロジェクト支援募金」に寄せられた皆さんからの善意。そして、キャンプリーダーとともに現地の活動をサポートするのは、垂水から明石、淡路を活動エリアとする第5地区と、播磨から但馬をカバーする第6地区の組合員ボランティアです。

1508K01.jpg

原発事故の収束を願いつつ ともに過ごせる時間を大切に

6月に開催された1回目のボランティアミーティング。5・6地区のほか初参加となるコープかがわのメンバーも加わって、提供する屋台メニューなどを考えました。「かがわさんがうどんなら、6地区はお好み焼きを極めます」「では5地区は明石タコを使ったタコ飯で」と話し合いは和気あいあい。準備は大変でも、皆さん楽しげなのが印象的です。
「気負ったら続かないでしょ。私たちも、緑あって子どもたちと同じ時間を共有できるのがうれしいの」と話すのは、初回から参加する北村一子さん。東口弘美さんも「福島でも外で思い切り遊べる日が早く来るといいのだけど…。でもいつか、あの頃はしんどかったけど、余島で過ごした時間は楽しかったなあと思い返してもらえたら」と語ります。
〝いろんな人がつながって、みんなのことを応援しているよー”。一人ひとりの寄り添う気持ちが、よしまキャンプを支えています。

この手つないで 大阪北地区⇔いわて生協 後編

月に1度、集まって お茶っこ飲んで手を動かして

北海道を除く府県の中で、一番面積が広い岩手県。全域をカバーするいわて生協は、16のエリアで地区に根差した運営に取り組んでいます。

1507K01.jpg

久慈、釜石、大船渡に陸前高田-。津波で甚大な被害を受けた沿岸部には、今も多くの仮設住宅が残っています。その数、300カ所以上。うち64カ所で月1度ほど、いわて生協が開催しているのが「ふれあいサロン」です。沿岸ボランティアによるサロンの他に内陸部から月に11便、沿岸被災地に向けたバスを運行。数人ずつのボランティアチームが、点在する仮設住宅に赴いて運営しています。「そこで重宝しているのが手作りキット。みんなでお茶っこ飲みながら手を動かすことが、いい気分転換になっています」と語るのは、復興支援活動釜石担当の福士久美子さんです。

皆さんの応援を支えに 仮設住宅がなくなるその日まで

そのキットを作っているのが、大阪北地区の組合員による「つながろうカフェ」。東北支援を目的に月に1度ほど集まって飾りや小物入れなどの手作りキットを制作、いわて生協へ届けています。「一つひとつに、お人柄の感じられるメッセージが添えてあって。その心遣いが喜ばれています」と福士さん。特にポップアップなどの工夫を取り入れた季節のカードキットは、目新しさで話題だそう。
一方、サロンのほか移動店舗でも好評なのが、手作りバインダー。「震災以後、料理をする意欲がわかなくて」と言う声を受け、いわて生協が作成した「3行レシピ集」の専用表紙で、500冊以上が届けられたそう。
「仮設住宅がある限り、サロンは続けます。取り残されると感じる人たちの不安は大きく、この先は未知ですが、遠くで応援してくださる皆さんの力添えを励みに頑張りたいと思っています」。

1507K02.jpg

今回は体育館内に「東北物産展」を出展し地酒や仙台麩、鯖缶など約10品目を販売。屋外ブースでは、ローリングストックのすすめと防災用品を展示。災害時でも使える一品として、コープ商品の「沖縄産もずくスープ」をミネラルウォーターで溶かして提供しました。

1509P11.jpg

参加者は「『めーむ』も参考に防災用品を徐々にそろえたい」と話していました。

1509P12.jpg

「福島の子ども保養キャンプ in よしま」のボランティア事前ミーティングが行われました。神戸YMCAの阪田晃一さんが「子どもたちに心が震える体験を」と、プログラム作りや受け入れ態勢などを映像を使って説明。「子どもへの声かけはどのようにすればよいか」と質問するなど、参加者はメモを取りながら熱心に聞き入っていました。

6月12日、加古川駅南まちづくりセンターホールで「福島の子ども保養プロジェクトを通して知る『福島の今2015』」が開催されました。
この保養プロジェクトは、コープこうべが神戸YMCA、兵庫県ユニセフ協会と協働で福島の小学生を余島(香川県小豆郡)に招いて、4泊5日で毎年行っているもの。これまでに、のべ約90人の子どもたちが参加しました。
4回目を迎えるにあたり、改めて福島の現状を知ろうと第5・6地区活動本部が共催した学習会に、子どもたちの滞在をサポートする組合員ボランティアや職員らが参加。福島大学準教授で、保養プロジェクトのアドバイザーも務める西﨑伸子さんから話を聞きました。
原発災害から4年目の被災地では、放射線量に応じた除染が計画・実施されているとはいえ、外遊びへの不安は拭いきれていません。子どもたちの運動不足やストレスが解消されない中、より参加者のニーズに合った企画が求められていると西﨑さん。土、空気、葉など自然に直接触れることができ、多様な不安から一時的に解放されるプロジェクトの意義は大きいと語りました。
その後、第6地区活動本部が6月5~7日に行った福島県視察の報告も行われました。

1507k03.jpg

この手つないで 大阪北地区⇔いわて生協 前編

仮設住宅のお茶会で 気晴らしに作ってもらえるよう

みやぎ生協に加え、昨春から新たに、いわて生協への支援をスタートした大阪北地区。北摂に点在する店舗などを軸に、組合員による活動が続いています。その1つが、豊中市のふれあいセンター桜塚で月に1回ほど開かれている「つながろうカフェ」。

1506K01.jpg

いわて生協が仮設住宅で開催しているお茶会で、参加者が手軽に楽しめる小物頬の手作りキットを制作しています。
カードや小物入れ、季節の飾りなど、制作するキットも多様なら、集まった顔ぶれも手芸サークルのメンバーやコープ委員、『コープPiu』を見て来た人などさまざま。「来るのは今日が2回目。母をみとって時間ができたので、自分にできることで役に立ちたいと思って」と話す参加者も。誰もが気軽に集って思いを共有する場として広がりつつあります。

復興はこれからと心に留めて 細く長く続けたい

「自分たちも楽しみながら、支援のお手伝いができるのがいいところ」と話すのは、茨木北コープ委員会代表の小川登志子さん。「でも知り合いをここまで誘うにはちょっと遠いから、地元にもあればいいなと…」。そんな思いで昨年6月、ふれあいセンター藤の里で始めたのが、東北支援サークル「ゆずるカフェ」です。月に1回、牛乳パックを使ったトレイやカードケースのキットを作っているそう。「『つながろうカフェ』は、みんなでアイデアを出し合いながら情報交換できる場。『こんなんできるよ』『これ教えて』って、おしゃべりするのも楽しいんです」と話します。
一人ひとりの小さな気持ちをつないで被災地に送る「つながろうカフェ」。6月は4日、7月は2日の10時~15時にふれあいセンター桜塚で開催予定です。出入りは自由、あなたも参加してみませんか。

1506K02.jpg

この手つないで 宝塚⇔南三陸 後編

被災した港町の小学校へ贈られたベルマーク

風光明媚な三陸リアス海岸沿いに広がる歌津地区。海を間近に家や商店が立ち並んでいた町は、東日本大震災による津波で大半が流されてしまいました。それから4年あまり。要である水産業はだいぶ活気を取り戻したものの、区域では今も用地造成やかさ上げ作業が続いています。
ここに住む子どもたちが通うのが、伊里前小学校。

1505K01.jpg

宝塚のコープサークル「ベルすみれ」が中心となって集めているベルマークの送り先の一つです。昨年に続きこの4月には、78,726円分が贈られました。
仲上(なかうえ)浩一校長は、「各地から届いたベルマークと合わせて、昨年度は車椅子1台と教室に置く空気清浄機8台を購入しました。大変ありがたく思っています」と話します。

共感・支援を励みに これからも笑顔で

現状については、「全校児童125人のうち4割はまだ仮設住宅ぐらし。道路整備が進まず安全性に問題があるうえ、鉄道も再開の見通しが立たないため、9割弱はスクールバスで通っています」と仲上校長。校庭にはいまだに仮設住宅が残りますが、今年度中に大規模な災害復興住宅が建つ予定で、そのころ動きがあるのではと期待しているそうです。
「子どもたちは毎日元気です。でも時に、震災当時の状況がフラッシュバックする子、津波の夢を見る子も…。カウンセラーと一緒にケアしつつ、これからも配慮は大切だと痛感しています」。昨年は震災後初めて、狭いながらも自分たちの校庭で運動会を開催でき、うれしかったそう。
そんな中、兵庫・神戸からの支援には感謝の言葉もないと仲上校長。「共感して、親身になって、さまざまな形でご支援いただいていることは、私たちにとって大きな励みです」。

1505K02.jpg

 

 

子どもたちが健やかに育つことを願って、平成4年から開催されている地域のお祭りです。市民からの寄付や市内の幼稚園児が手作りした約1000匹のこいのぼりが、芥川の空を泳ぐ姿は圧巻の一言。

1507P09.jpg

川沿いでは、模擬店やステージ演奏、キッズダンスなどが行われ、多くの家族連れでにぎわいました。コープこうべも出店し、高槻西コープ委員会のメンバーがコープスのパンやミックスキャロットを販売。コーピーのお手伝いもあり完売しました。この日の収益金は、すべて東北被災地の支援活動に役立てられます。

1507P10.jpg